1/13/2007

石敢當(いしがんとう)


 沖縄の路地の『T字路』などでよく見かける「石碑」や「石標」の名称です。

人の目には見えない魔物(マジムン)というのは…、猪みたいに真っ直ぐ突進する性質をもっているそうな…。その為にT字路や三叉路にぶつかると、その向かいに位地する家などに、スッと入り込むものと忌み嫌われているのです。

それを撃退するための『魔除の石碑』なのです。この「敢當」とは中国語で無敵を意味する言葉。石の持つ摩訶不思議な呪力で、魔物を撃退しようという一種の石神信仰かもしれませんね。

2 Comments:

At 10:13 PM, Anonymous Anonymous said...

キジムナーが突進してぶつかると聞いた気がします。猪突猛進ならぬ、キジムナー猛進ですね。

 
At 2:49 PM, Blogger 昼間の行灯 said...

(^〆¨)沖縄に住んでいた頃に、何度か本土からの観光客に「石敢當という家がずいぶんとありますね」と言われました。奄美大島の名瀬市などにでも見受けます。中国の福建省で出くわした時には吃驚しました。あの辺りから伝来したものなのでしょうか。

 

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