どの店も店頭に商品を並べ、その奥座敷の休憩処が・・・
街の特徴か約3~4割の方々が、足をステッキに頼って居られるが・・、それぞれにはお目当ての店があるようだ。ちょっとばかり歩き疲れて、手前のベンチに腰を降ろしていたら、白髪の昔のお姉さんが傍らに座りグチを聞く羽目に。「同居している嫁に、去年の暮れに『そろそろ特養老人ホームに入居したらどうですか』と言われ、心に棘が刺さったので、今日はそれをは晴らしに来ました」との事・・。
贅沢な悩みなんだなとは思ったが、いい加減な事とか、余計な事とかを口にして、その方を傷つけてもいけないので、相槌はうちつつも押し黙っていたら、顔馴染の人らしき方が来て、仲良く連れ立って去って行った。ほんの小半時の散策だったが、駅へと戻る頃には万余の人の群れだった。ここは齢を重ねて余生を送る人々が、ガマグチから幾つかのコインを出して、小さな買い物を楽しむ街なんだな・・。
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