2/02/2007

沖縄の山野・洞窟の中には、今も未発見の遺骨が幾万体も・・・













昨日テレビの報道番組で、長年「沖縄の遺骨収集」活動を行ってきた本土のボランティア団体が・・、その構成員の高齢化で幕を閉じたという事を報じていた。その最後の収集として本島南部の洞窟で、60余体の人骨が拾い集められたという。ナレーションが「60年もガマの中で眠っていて、発見された人の遺骨は最近をどう感じたのだろうか」・・と流れていた。

55年前の遠い昔の敗戦直後のことですが・・、僕はあの「守礼之門」の真横に在る城西小学校に通学をしていた。 校舎は米軍払い下げの野戦用テント造りで、床もない泥面での裸足のままの勉学だった。運動場もない時代だったので、体育の時間は山野に散る遺骨の収集だった。それらが集積をされて南部の「魂魄之塔」に納められている。

番組を見ながら、「本土のボランティアに頼るなんて、いったい今日的に沖縄の人達は何をしているんだろう」と思った。しかし、本土からの活動家の皆さんは、家族を兵士として、南方へ送ったり、中国大陸その他の戦地などで、その尊い命を散らしてしまった遺族だとの事で、せめて沖縄の山野に眠る他の兵士の遺骨収集に、自らの汗を流されたと知り安堵しました。

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