2/16/2007

あら!ッ、勢いのよいこと・・・/

     ・
     ・
     ・
     ・
     ・
     ・
     ・ 
昨日のコメントをお読みになった「沖縄の知人」から、早速電話が入った。「もう定年になり無収入で、新聞も取っていないが、観光客のお陰で、島は潤っているし、経済にも活気が出ている」との事でした。もう一人が電話口に出て「しかし、ブームが去ったら、復帰直後のようにガタガタにならんかねー」という心配の意見もあった。

 末の娘さんが、国際道りの基点であるリューボーというデパートに勤めておられるが、台湾とか韓国からの豪華客船でやってくる観光客は、船で宿泊をして、開店時刻となるとドーッとタクシーで押しかけるとの事。いわゆるショッピングツアーである。私も昨年のことだが、その集団にお目にかかった事がある。女性用品売り場に殺到し、高価な商品を次から次へと投げ込み、瞬く間に買い物籠を満杯にさせていた。

 確かに一抹の不安として、第三次産業の観光中心では、ブームが去った後の落ち込みの危惧がある。しかし、フランスのパリもそうだし、米国のニューヨークも、この日本の東京も、世界が平和であればこそ、内外からの人の往来で賑わう。近代史を学ぼうとするゆとりの有る者は、かつての戦場を見たくもなるだろう。ベトナム・カンボジアなどの、あの賑わいもそういった類かも知れない。

 今日のこの日本の「繁栄と平和」というものは、視点を変えれば沖縄の犠牲の上に成り立っている。日米安保条約の基盤というべき米軍駐留の、実に75%の軍事拠点が沖縄に配備され、県民の遠い過去から今日的な犠牲が、それを支えていると言っても過言ではあるまい。政府も「道路も港も整備しました」と胸を張るだけじゃなく、120万県民が自立できる経済基盤を、もっと「千思万考」し充実させるべきだ。

0 Comments:

Post a Comment

<< Home