【609】 水牛の背で横笛を奏でる少年・・/
【・・青い目の外人さんに持って行かれちゃった・・】 ボクは常々、素人が「骨董品の真贋を見極めるのは至難の業」だと思って手を出さない。しかし、この水牛の背に乗って横笛を口にした少年の像の前で足がフリーズした。手に持ってみるとズシリとした手ごたえの重さがあった。店主に値段を伺うと3万5000円だという。ちょっと躊躇ったあとにショルダーバックから財布を取り出したら、横に立っていた外国人のカップルが「私は5万円で買います」と言い出した。店主の目線がボクに「お前さんはどうなんだ」それ以上の指値を促した。勝負をかけても仕様がないと思い其の外人さんに「どうぞ」と言ってその場を離れた。此の種の品は東南アジアの農村地帯に行けばいくらでも安価で手に入る。
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