【673】 泡盛のクース(古酒)は自分で作るもの・・/
【手前から 『三番甕・二番甕・壱番甕 』 カーミです】 木枯らしや甕の縄解く古き酒 ☆☆☆☆ 昼間の行灯
二~三日前の沖縄の地元紙「琉球新報」の『泡盛放浪記』によると、泡盛愛好家の間でうわさの的だった山川酒造の40年古酒「かねやま」(1967年物)が、この12月1日に発売をされるとの事だった。720㍉㍑限定100本という事だ。なんと一本のお値段が400.000円といことらしい。哀しいかな商業ベースで遂にここまで堕ちるのか!。今から45年前だったけど首里の由緒ある酒蔵・咲元酒造の社長・佐久本政良さんに 「タケ坊さん、これが120年前の酒。これが60年前の酒。これが30年前の酒だ。今日は貴君の20歳の祝いとして、存分に味わってもらうよ」と御馳走になったが、まるで天から降ってきた天水のような喉越しで、その後でボワア~と酔いが回るような火の酒だった。今は亡き『沖縄泡盛産業界の中興の祖』は「こういうクースは売り物にしちゃいけない。造り酒屋を訪ね来る愛好家に、自慢をしながら御馳走するものなのだ」と仰っておられた。
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