2/21/2007

徒然に思ったこと・・・/


今日の朝日新聞に、「2008年 Gサミットを横浜・新潟で」という全面広告が載った。新進気鋭の若き市長さんの意気込みは分かるが、同じ新聞の読者の「声」の欄に、静岡県沼津市の会社役員・南原さんの「広島・長崎でサミットを開け」という投書が寄せられた。今や世界の政治と経済をリードする主要先進国会議「G8サミット」の会場からのメッセージは、国際社会から重大かつ重要なリーディングとして受け止められている。小渕内閣の時代に沖縄サミットが果しは役割は大きい。
僕はその際も「広島・長崎が先じゃないの」と訴えた。しかし、あれはあれで悲惨な沖縄戦のような戦争を二度と起こすまいと「世界の恒久平和」を歌い上げたが、卑劣なテロリストの仕掛けたニューヨークの貿易センタービルの瓦解で、アフガン・イラク戦争へと戦火は拡大していった。今や通常の武器使用での戦争でさえ幾百万の尊い命の犠牲が生じる。先般、北京で行われた6者協議では「当面の朝鮮半島の非核化に歯止めをかけた」かに思えるが、核の抑止力という魔力と誘惑に変わりはない。
彼のG8の首脳さえも震撼させたのが、朝鮮半島の小さな国の「核爆弾」なのだ。国の年間総予算が僅か日本円で50億円ていどの小国が、アトムボーンを2~3ヶ保持しただけで、周辺国のアメリカ・ロシア・中国・韓国・日本という大国が、身の危険を感じ寝食を忘れて右往左往する。独裁政権の延命のための金科玉条となってしまう。今こそ大国は核の不拡散だけじゃなく、自らが保有する核の廃絶を目指して同じテーブルに着くべきだと思う。それは唯一の被爆地「広島・長崎」が格好の場なのである。

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