女将もそれなりに美しく老けたな・・・/
[路地裏の行灯]
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この通りには昔の思い出があるなと・・、そんなふうに懐かしみながら歩いていたら、この「あがた」の行灯が・・・。18の階段を上がってドアを開けたら、むかし馴染の女将が「あら!Q~さん、これは、これは、懐かしいこと」と、しゃがれた声で迎え入れてくれた。
10年ぶりかの止まり木に腰掛けると、「アサヒ麦酒でしたね」と・・、スーパードライの栓を抜いてくれた。奥の酒棚を指差して「未だとってありますよ」と、ホコリに塗れたボトルを布巾で擦っている。10年余の歳月が今宵の現実に戻った。好物のスッポンの唐揚げとか、燻製のモンゴーイカを肴にして、古酒「泡盛・瑞泉」を存分に堪能した。
1 Comments:
ボトルの中身も、想い出と共にさぞかし熟成して美味かったでしょうね。
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