4/13/2007

歩きながら考える習性・・・/


【「・・院内の長い廊下・・」】
 なんの前触れもなく突然やってくる「脳梗塞」という病気は、発症から一週間は「急性期」といって非常に大事な時期だという。今回の場合は既に路上での歩行中に発症をしていたが、約4時間ほど事務所の長ソファーに横たわって安静を保ったり、大きな病院で脳血管撮影を行い梗塞の部位を逸早く確認し、専門医と専任看護婦の完璧な管理下で、万全な医療処置を取ってもらう事が出来てラッキーだった。
   ☆   ☆   ☆
 入院と同時に主治医から、車椅子の使用を命じられたが断った。足腰の筋力の低下は、社会復帰後の自分の仕事に支障を来たす。下半身とか左手足のマヒを一番恐れた。病院関係者に何度も注意を施されたが・・、左手にステッキを持って院内の廊下を歩き続けた。夜中の2~3時に懸命に歩行訓練をしている僕に、夜間当直の看護婦さん達が左手で「V」サインを贈ってくれた。5日目あたりから万歩計が5000歩を記すようになった。

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