11/19/2007

【646】 琉球泡盛の『クース』(古酒)論議・・/

      [・・わが家のクース(古酒)の最年長は30年物・・]   最近、都内では『沖縄料理』専門店以外の居酒屋でも、泡盛のクース(古酒)を出す店がかなり増えた。中には一合(実際は7隻)一万5千円というのもある。まあ、デパートで三号瓶で7万5千円というのもあるので・・、5年物・10年物・15年物ともなれば当然の値段かもしれない。ある居酒屋で大の沖縄病の店長が20名ぐらいのお客さんの前で「古酒鑑定士の〇〇さん、三つの杯に3種類の酒を入れますので、どうか当ててみてください。できれば銘柄まで当ててくださるとありがたい」と仕掛けられた。偶然性の三乗の奇跡的回答で6つの正解となったのだが、実は『泡盛』は造り酒屋の個性が如実に現れる酒なのである。琉球王朝時代は泡盛の製造は首里の三ヶ所(赤田・鳥堀・崎山)でしか認められなかったらしい。今では全県下に造り酒屋があるが何れも三カのどちらかの銘柄の系統だという・・。//

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