【647】 琉球泡盛のクース(古酒)とは・・/
【・・43度以上の泡盛を素焼きの瓶に貯蔵する・・】
まあ、そんなに気長に待てないのであれば3年を経過すれば一合呑んだら、新たに新酒を一合継ぎ足すという風な飲み方をすればよい。この継ぎ足す事を沖縄では「仕次ぎ」といってクースの経年深化を保つ上で非常に重要なのである。戦前はどのようなお宅にも酒瓶があって名家ともなれば一石瓶が3~5本はあったという。古い順から⑤.50年物以上の甕 ②.40年もの以上の甕 ③.30年もの以上の甕 ④.20年もの以上の甕 ⑤.10年未満のカーミ といった塩梅の古酒の貯蔵だったらしい。あの首里城の酒蔵には300~200~100年物が中国からの貴賓用として蓄えてあったという。
さて、大昔の琉球王国(沖縄)には『古酒文化』というのがあって・・、名家同士のお付き合いの宴席では古酒の品定めが自慢の種だったらしい。これは2~3日前の地元紙「琉球新報」の『泡盛・放浪記』(長嶺哲成氏)によると、三つのクースの鑑定基準めいたものが厳然とあって、①.【白梅の香(かざ)・鬢付け油の香り】 ②.【トーフナビ香(かざ)・熟れたほうずきの香り】 ③.【ウゥーヒージャー香(かざ)・雄の山羊の香り】 のランク付けがなされたという!。うぅひ~じゃーかざ=(香り)というのは百年以上のクースだというから、三代後の末裔のために(爺→孫)夢を大きくして作ったそうな・・・//
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