3/07/2007

鉄屑は再生されて何処かの現場に戻る・・・/

             [鉄屑回収車のアームの爪]
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 このところ連日のように新聞とかテレビで、火消し物見台の半鐘が何者かに盗まれたり、お寺や神社の銅版葺きの瓦とか、歩道のマンホールの真鋳の蓋、小公園とか遊園地の金属製の遊具などの盗難事件が、相次いで報道されているけれども、その原因は鉄屑の価格の高騰にあるらしい。
 バブル経済が弾けて以来この10年間は、建築現場で発生する[鉄筋・鉄骨]などの鉄屑の回収を、スクラップ業者に依頼しても、「忙しいから勘弁してください」とか「回収車の搬送料金を払ってくれるなら行きます」だったが・・・、今では業者の営業マンが手土産持参でお願いに来る。トン当たり云万円の引き取り値も示す。
 写真は回収車の巨大アームの先端の爪。スクラップヤードの鉄屑を一掴み1㌧も掴み取る。重量20トンの回収車のブームの先端についているが、スイッチをONすると強力な電気磁石となり、自由自在に散乱してしている屑を引き付ける。ブームを荷台に回して電気を切るとストンと落ちる。誰が考案発明したかは分からないが優れものだ。

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