1/19/2007

街角の「庚申塔」で~す


庚申塔(東池袋2-56)
 [自然石 天保13年]

中国の道教によれば、人間の身体には、頭、内蔵、下半身
に一匹ずつの蟲(三尸・サンシー)が住んでいるという。この蟲どもは普段から、身体の中で悪さをして病気の原因になっているのだが、それだけではなく60日毎にやって来る庚申の日の夜には、身体を出て天に昇り、その宿主の悪い行いを天帝の告げ口を行うそうだ。

そんな蟲は殺してしまえばいいのに、五穀を絶ったりしなけければ、懲らしめることが出来ないので、人々は庚申講を開いて徹夜で、この蟲が天に昇らないように見張りをしたそうな。私達の身の周りにも「告げ口」をする、性質の悪い人間がいるけども、そういった卑劣な行為は、ぜひ止めてもらいたいものですね…。

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