3/15/2007

徒労もその日の働きなりと・・・/

  [・・最も小さな行灯・・]                                                            

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             ※ 
 
  昨夕の事でしたが、近隣の初老のご夫人から、「飼い猫が行方不明になった。もしや、お宅の現場の中に、紛れ込んではいないだろうか」と、心配そうに訪ねてこられた。「4時過ぎの場内一斉清掃では、そういう報告はありませんが」と、一応は捜索を無碍に断ってみたものの・・、その方のなんとも心配そうな、そしていとも寂しげな表情に、心を動かされてよっこらさと動きはじめた。一人住まいの孤独な方なので、ペットが唯一の家族なのかも知れない。
           [・・・~猫 ・ 猫 ・ 猫~・・・]
 現場は約4000坪の敷地である。地下部分だけでも3層の構造なので、総平面で約1万坪以上になる。地下の作業現場でせっせと働く作業員に、「迷い猫を見なかったかですか」と、一声、一声をかけながら自分も懸命に探し歩いた。3時間も探し歩いたけども、遂に見つからなかった。8時過ぎにその御自宅を結果報告で訪問したら、「ああ、お隣のミャン子ちゃんと戯れていました。今は猫達の恋の季節なんですねー」と、なんとも涼しげな表情だった。結局は徒労に終った捜索活動だったけど、自分の納得のいくワークだってのでそれでいいのだ。

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