3/10/2007

腹を空かせた人・人・人・の群れ・・・ /


[路上生活者の群れ]
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〔・・・ノートパソコンよりの書き込み・・・〕
 仕事の合間に気晴らしにとある公園に足を運んだ。拡声器から牧師の説教が静かに流れていた。周辺のテント小屋から路上生活者らしき男女の群れが。続々と広場の青空教会にやって来て腰を降ろす。その中の一人が、>「今日も人夫狩りのマイクロに乗れなかったよ」と仕事にアブレた事を嘆いていた。
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 一時間程くらいキリストの教えをジッと聞いた後に、教会を支えるボランティヤの人から緑色の食券を手にして、やっと給食テント小屋で温かいスープと弁当が渡された。それを芝生の上で一気に口にかけ込んだ人が「二日ぶりに温かい飯にありついた」と呟いていた。これが憲法で保障されているはずの「健康で文化的な生活」なんだろうか。
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 ある路上生活者から直接聞いた話だが、その人の隣のテントの人は「あの髭茫々の彼はネー、その昔は大手民間企業の課長だったそうだ。リストラで首を切られてしまい、家のローンが払えず家族は離散し、二ヵ年間も職安に通ったが再就職もままならずこの世界に落ちたのさ」でした。再チャレンジ支援法はどうなっているのだろうか・・。
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 職場の近くに外国人留学生の「学生マンション」がある。現在そこには18カ国の学生が住んでいるそうだが、親しくなったノルウエーの N・K さんが「私の国にも日雇いの人がいるが、その日に就業予定だったのが、仕事にう已む無く就けない場合は、公的職業斡旋所で食券が[家族数×6食分]支給される」との事だった。
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 お弁当200食を配り終えた尼僧さんに、「皆さんの慈善活動の足しにして下さい」と僅かながら5000円をカンパした。瞳を輝かせて空で十字を切り、「慈悲の心の豊かな貴方に神のご加護を」と言われた。ちょっとばかり気恥ずかしくなってテレた気分・・。なーに今月『赤提灯』での飲食をほんの一回減らせばよい。

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