昼間の行灯
10/31/2007
10/30/2007
【591】 原句のままで載せました・・/
今週お題は、「秋惜しむ」・「黄落や」・「ぬくめ酒」・「自由」 で~す。
① 竹筒の香り織りなす温め酒 ◎(他選あり=「自選句なり」)
② 山麓の小さき居酒屋ぬくめ酒
③ 黄落ち舞う綿いれ纏い箒かな ×(季重なり=「綿入れ」)
④ ぬるめ酒さかな蕗みそ悦に入る ×(季重なり=「蕗味噌」)
⑤ 縄暖簾くぐりてホッと温め酒 △(古酒ジョーグ様より評価あり)
⑥ 秋惜しむ過疎の小村や声もなくし
⑦ 秋惜しむオバタリアンの姦しき
⑧ 雪ぼうし日増し裾野へ広がりし
⑨ 白菊を遺影に手向け黙読経
⑩ 円菜や炒めの鍋の宙に舞う ※(「美味しそう」との感想あり)
※このところ下手な横好きで『駄作』を大量生産しています。昨日は東京の西の果て奥多摩・小菅村などの過疎地で、それこそ真剣勝負で練りに練り100句ほどものにしたのだが・・、そのほとんどが「季重なり」となりて産廃処理場へ・・/ 嗚呼、俳句って、ここ本州の四季の移ろいと二十四節の季語が屋台骨なのだ。美しき一般語と思いきや此れもアレも「季語」との御指摘で頭を抱える。ボクの島には「アチサン」=(暑いなあ)と・・(ヒイサン)=(おお寒か)の二つしかない。最近は『歳時記』という本もあるにはあるらしいけども・・、どうせ文学者とか俳人が俄かに捻り出したものであろう。ふうう!。(詠み人知らずの「溜息は命を削る鉋かな」)←これも季語無しだからきっと【×印】なんだろうね・・//
10/29/2007
【590】 鈍行電車で青梅から奥多摩へと・・/
[・・バス揺られ数馬の郷やぬくめ酒・・] [・・岩風呂の煙霞の暖簾ぬくめ酒・・]
[・・竹筒の香り織なす温め酒・・]
八王子の自宅から青梅までは八高線にて拝島駅乗換えで約一時間。さらに30分ほど各駅に揺られて行くと東京の秘境「奥多摩」に辿り着く。着いたのがお昼時を過ぎていたので、駅前の馴染みの大衆食堂で蕎麦定食を食べた。今日の歩行目標は10.000歩~20.000歩である。都道411号線を青梅方面に向かってテクテクと歩く。小さな2~30戸ほどの集落を幾つか超えて軍旗(イクサ旗)の駅で上りの電車に乗った。万歩計は2万5千歩をゆうに超えていて足がツル寸前だった。でも、フラストレーションは完全に消し飛んでいて清々しい気分になった。
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【589】 二日間の御無沙汰でした・・/
[・・月桃の花・・] (宮古島のクースは美味しい) この週末は台風対策などもあって二日間ほど泊り込みとなった。昨日はいろんな事があり帰宅したのが深夜で帰ると同時にほぼバタン休。写真は今回はじめて宿泊した池袋のビジネスホテルの酒房で、並みいる全国の焼酎の中から発見して呑んだ「月桃の花」というクース。流石は水の美味しい宮古島で造り上げた泡盛の銘酒であった。ミネラルウォーターみたいな喉越しでスーッと胃袋に入って行き、暫く時を置いてからジワァーっと酔いが五臓六腑に染渡ってくる。耳ガー刺身と円菜のおしたしとラフテーに沖縄スバなどなどで合計2400円だった。何よりも嬉しかったのはアッチの席もコッチの席も琉球泡盛が置かれて客の皆が賑やかに呑んでいたことだった・・。//
10/26/2007
10/25/2007
【584】 電話での相談事も有料なのよ!・・/
[・・聳え立つ夜陰のビルに秋時雨・・]
[・・菊の花ほとけの壇へまねままね・・] 山寺からの下山のケーブルカアーの窓外は真っ暗だった。5時を15分も過ぎると日没という時節となった。職場から携帯電話に苦情に関する相談事の電話が入った。「俺様の休業日の電話による相談ごとは時給換算で8000円だぞ」と一丁咬ましたけど、何と三件も延々と45分も喋り捲くったのでマジで請求してやろう!。頭を柔かくして冷静に考えれば自分でも解決策が見出せると思うのだが・・/
【583】 今日は仕事を止めて野山に行こうぞ!・・/
白菊を遺影に供へ黙読経
嗚呼けふは月命日ぞ菊の酒 今朝は眼の調子が良かったので久々に陀羅尼経を唱えた。声筒抜けの共同住宅なので声を抑えての読経しか出来ない。神様も佛様も其のことを十重にお見通しなので気が楽である。さて、今日は電話にて職場に「このところの連勤で身体が疲れたので休養します」と届けたので、心身の鍛錬を目指して山寺にでも参じて座禅でもくむとするか。そういへば指南役の高僧は常に酒の臭いをプンプンと漂わせている。郷里から届いたクース「琉球王朝」を供えれば泡盛好きになるかもね・・。ハハ。
10/24/2007
【582】 秋晴れが続くかなと思いきや・・/
[・・空を見ても五・七・五で天文の季語を探すようになった・・] この所「仕事」の質量が健常の頃に戻ってしまった。時折、オーバーワークに気づいてブレーキを踏むのだが・・、直ぐにフル稼働をしてしまうので気をつけなきゃ。昨日も行き成りステッキを忘れて外へ飛び出して、元へ戻るのに慎重に2歩~三歩の漫ろ歩きで散々と苦労をした。元来が“おっちょこちょい”なので自分の置かれた現状認識が薄い。あれだけお勤めは『週に3日にする』と固く決めたのに、ニーズとやらに流されて月に20日前後も働いている。稼ぎ高と収入は大きな大きな大台に乗ったのだが、傍から「今度もし倒れたら元も子もないわよね」・・と乾燥した声が伝わってくる。
10/23/2007
10/22/2007
10/21/2007
10/20/2007
10/19/2007
10/18/2007
10/17/2007
10/16/2007
10/15/2007
10/13/2007
10/12/2007
【568】今朝の八王子は13度の世界・・/
「・・沖縄へマッタリーナと秋の旅・・」 [・・秋寒や南の郷へ思い馳せ・・」
関東北部の山沿いの高地や温泉郷では霜柱が立ったという。今朝は八王子でも夜明け前に13℃の肌寒い外気だった。朝の散歩道では河川沿いの植え込みで、三色の秋桜が風にゆらゆらと満開だった。行き交う人の朝の挨拶が「おお寒む~」と季節変をわりした。昨夜、沖縄の友人から電話があり「いつの間に歌詠ま~に(歌人)なったのか」と冷やかされた。余語として「俳句はともかくとして写真は本土の季節感が漲っているので毎日更新してね」と・・、自分宜しくに勝手な「ゆんたく・ひんたく」を捲くし立てていた。
[・・嵯峨菊や夕日に映える鬼子母神・・」
[・・薬掘る寺境内の西ひなた・・」
[秋の朝改札壊れパスネットット・・」
10/11/2007
【567】 水琴窟のある日本庭園を訪ねて・・/
「・・秋寒に 水琴窟の 音ひびく・・」 今から20年もなるだろうか職務で全国の神社仏閣を訪ねた。木造社寺建築の構造調査が主たる任務だったが、それぞれの境内の庭園に静かな音色を響かせる「水琴窟」に魅了された。水琴窟(すいきんくつ)とは、日本庭園の装飾の一つで水滴により琴のような音を発生させる仕掛けであるが、其の構造としては底に小さな穴の開いた瓶が逆さに伏せた状態で土中に埋められており、底は水が溜るように粘土などで固められている。上には一般的に手水鉢が置かれており其処から流れ落ちる水が瓶の穴を通して滴り落ちるようになっている。(珈琲のサイフォンみたいな装置) その時の音が瓶の中で反響し琴の音のような音となる。ボクが最も癒される音色を奏でるのは何と近場の高幡不動尊の境内にある。
【566】 山の幸を求めて・・/
「田舎へとずしりと重し秋味覚・・」 朝の散歩道の里山へと足を踏み入れると・・、いろんな人との出会いがあって楽しい。かつての獣道が今は整備をされて遊歩道となっている。100m間隔で休憩用のベンチも備えられている。挨拶を交わしたりお互いのお茶菓子を交換したり。見知らぬ者どうしが何時の間にか親しく語らっているのだ。今日も「西片倉の渡辺さんでしたっけ、最近はお見かけしませんね」と声をかけたら・・、「彼女は2~3日前でしたか、脳梗塞で倒れましてねぇ~、夜中に救急車で運ばれました」という答えが返ってきた。今日は此処の里山で生まれ育ったという、Aさんの案内で・・、木の実とかキノコ類の収穫の心得を学んだ。今日は自然薯(じねんじょ・最高峰の山芋)の穴場と見付かたと掘る方法を教わった。先ずは其の枯れた弦の見分け方を習い、バールのような特殊な鍬を使っての掘り方とか、保存方法と料理の仕方など等を懇切丁寧に教わった。
【565】 案山子をば嘲けてチチチ群れ雀…/
「・・田んぼの案山子も秋の「季語」だそうな・・」 朝の目覚めの一杯のコーヒーを飲んで後に・・、小さなリュックにペットボトルとサンドイッチを詰め込んで、リハビリを兼ねて近くの里山へとウォーキングに出かける。今朝は雑木林の中から里山倶楽部の営農水田へのコースを辿った。収穫の稲刈りを今度の週末に控えて鳥害から空きの実りを守ろうと、地域の「オジイさん・オバちゃん」が創作した「案山子」が7本。見るからに人間そのものの怖い形相をした案山子をせせら笑うかのごとく、スズメが数十羽~数百派も群れをなして悪さをしていたがボクの姿を見て一斉に飛び散った。(ウワッハッハッ) この倶楽部への入会資格条件の一つが65歳以上となっているが、メンバーの皆様は足腰がピーンとしていて皆若々しくて逞しい・・。//
10/10/2007
【563】 色づき始めた秋の里山・・/
「・・赤トンボ 巣網にふれて 蜘蛛うごく・・」 今日も休業日だってので終日「里山」で楽しく遊んだ。TOPPOさんの薦めで始めた俳句の題材を探しまわった。もう子孫を残し終えたのか赤い蜻蛉が弱々しく飛んでいて・・、あっちで羽を休めこっちの手摺で止まったりとヨタヨタと飛んでいた。この鉄製のパイプで暫く動きを止めていたがコロリと下へと転げ落ちた。待っていましたとばかりに網に掛かった下のクモが、ムシャムシャと時間をかけて味わうように其の御馳走を食べていた。弱肉強食というか自然の摂理というか知恵と力のある奴が生き残るのだ。余りにもリアルな自然界の虫同士の戦いに足がフリーズしてた。【写真】は、思わず腰のフォルダーからデジカメを出してワンチャンスで撮った現世最後の蜻蛉。
10/09/2007
10/08/2007
10/07/2007
10/06/2007
10/05/2007
10/04/2007
【555号】 島の時間・沖縄タイム??・・・/
[・・新しい店を見つけた!・・] 昨日は大きな会議が夕刻から始まり8時過に終わった。空腹で苛々しているのに〆の挨拶をさせられたので、会議を仕切っていた若い座長に思い切って悪態をついた。それでも腹が収まらず駅へと向かう帰り道で新しい店に入った。連れが三人だったので写真のメニューを全部オーダーした。一時間ほどボクは泡盛のクースを連れはオリオンビールで、教科書検定・真実改竄問題を中心にした「沖縄談義」に花を咲かせた。民衆が決起して闘えば其の力は国をも動かすという事を強調した。喋りすぎて喉が痛いので今日も泡盛を飲むことにしよう!・・・/ ※【追記】 お店の接客態度=4、島料理の味=3、お酒の味と風味=3。